ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2019年2月28日木曜日

【本の紹介】もしぼくが本だったら




 本への願いを語る絵本です。「もしぼくが本だったら」という語りから、作者の本への深い信頼と愛情を感じます。
 ベンチに置かれた一冊の本が通りすがりの人と出会うところから始まります。こうした出会いは、きっと誰にでも用意されているのでしょう。
 本は「戦争したがる心をいっぺんでうちくだく効果的でやさしい武器になる」ともいっています。そして究極の願いは「この本がわたしの人生を変えた」という言葉かもしれません。
 本から広がる世界を素朴なタッチの絵が自由に描きます。数多くの本が出版される中、人々が心に響く本との出会いを求めていることを実感します。(店主)

もしぼくが本だったら
ぶん じょぜ・ジョルジェ・レトリア
え アンドレ・レトリア
やく 宇野和美

アノニマ・スタジオ(KTC中央出版)
本体1800円+税
2018年3月2日発行

0 件のコメント:

【本の紹介】窓の向こう、その先に

 小学5年生の女の子が主人公のお話です。思春期間近の子どもの心情が瑞々しく描かれます。  主人公の名前は穂乃果。作文の授業で「わたしの一番すきな場所」というテーマが与えられ、穂乃果は自分の家のリビングルームの窓を思い浮かべます。  窓から電車が見えるのです。穂乃果は、いつも同じ時...