懐中電灯にわくわくする気持ちは大人も分かります。見慣れたものが暗闇の中で光を当てると、別の違ったものに見えるからです。
この絵本では懐中電灯を手に入れた子どもが探検を始めます。探検といっても自分の部屋の中。でも「なんだか いつもの へやじゃないみたい」。
懐中電灯だから分かる光の性質があります。部屋の中だけでも、いろいろ体験できるのがおもしろい。
暗闇が見事に表現されています。だからこそ光が生き生きと浮かび上がり、見る人を惹きつけます。懐中電灯の光は直視すると目を痛めるおそれがあります。くれぐれもご注意ください。(店主)
かいちゅうでんとう
みやこしあきこ さく
福音館書店
本体900円+税
2018年11月10日発行
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