楽しい絵本です。この絵本を読んでもらう子どもたちの笑顔が見えてくるようです。
子どもが手で顔を半分ほど隠しています。笑っているのかな? 「おかおを みせて ねえ、みせて」とせがむと、やっぱり笑っていました! 泣いている子どももいれば、怒っている子どももいます。
付録にある「作者のことば」がとても勉強になります。「いないいないばあ」遊びは予想していないことを見てびっくりする遊びではなく、予想していた通りのことを見て「ああ、思った通り」と嬉しくなる遊びだという説明に納得しました。赤ちゃんが「いないいないばあ」を楽しむようになるのは、記憶や予知する能力が備わる6~9カ月以降だそうです。
文と絵がとても見事にマッチしています。リズミカルな文は歌うように読みましょう。子どもの表情を自然に描いた絵も素敵です。最後は子どもと一緒に「わっはっはっは」と大笑いしましょう。(店主)
ねえねえねえ わらってる?(こどものとも0.1.2. 2019年3月号)
おのりえん 文
なかじまかおり 絵
福音館書店
2019年3月1日発行
本体389円+税
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