ねこがお話する絵本です。どうぞ耳を傾けてみてください。
主人公のねこは、名前のないねこ。野良ねこです。街の家ねこたちは、みんな名前を持っています。名前のないねこは、とてもうらやましいと思いました。すると、お寺のねこのじゅげむがいいました。「じぶんでつければいいじゃない」。
名前のないねこは、自分の名前を探し始めます。でも、すてきな名前はなかなか見つかりません。雨も降ってきました。ねこの心の中は雨の音でいっぱいになりました。でも、やがてねこに待ち望んでいた出会いが訪れます。そして、本当に自分が欲しかったものは何か気がつきます。
ねこと一緒に、幸せを探す旅に出ましょう。ねこたちの表情は文章に書かれていない何かを語りかけ、私たちを惹きつけます。(店主)
なまえのないねこ
竹下文子 文
町田尚子 絵
小峰書店
2019年4月25日l発行
本体1500円+税
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