この絵本の主人公はサラリーマンのほげたさんです。ほげたさんは朝起きるのがとても苦手です。私も朝起きるのがとても苦手。だから、ほげたさんにはともて親近感を感じます。
それにしても、ほげたさんはすごい。寝坊しすぎて会社に出かけるのが昼過ぎになってしまうとは! そして、ほげたさんが乗った電車は、会社のある街には行かず、なぜか緑の森を超えて山に向かうのです。
そこでほげたさんは、今日は山の会社に行くことにしました。道の途中で、同じ会社で働くほいさくんと会います。二人は山の頂上に着くと、そこが山の会社だと思い込んで仕事を始めます。
山の会社は空気もおいしくて、とてもよいところです。ほげたさんは街の会社の人たちも呼び寄せますが、やはり全然儲からないので、社長はほげたさんとほいさくんに山の会社を任せて、ほかの社員と一緒に帰ってしまいます。今でも二人は、山の頂上にある会社で頑張っているそうです。うらやましいですね。(店主)
やまのかいしゃ
スズキコージ・さく
かたやまけん・え
福音館書店
本体1500円+税
2018年5月5日発行
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