この絵本の主人公はこぐまのテオです。テオはおばあちゃんにりんごを届けに出かけます。たくさんのりんごが入ったバケツはとても重そうです。
テオは友だちと会うたびに、りんごをあげてしまいます。バケツは軽くなりました。でも、テオは残りのりんごが少なくなっていることに気がつかなかったようです。テオはまだまだ子どもだから仕方ないですね。
テオは残り少なくなったりんごも川にを落としてしまいます。おばあちゃんにあげるりんごは全部無くなってしまいました。泣きじゃくるしかないテオですが、テオの優しさは友だちのみんなにも広がっていました。
みんなが優しくなれる絵本です。登場する動物たちが生き生きと描かれ、お話に輝きを与えています。(店主)
テオのりんご(こどものとも年中向き2019年4月号)
きたむらえり さく
きくちちき え
福音館書店
2019年4月1日発行
本体407円+税
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