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2019年3月13日水曜日

【本の紹介】どこいくの(こどものとも年少版2019年4月号)




 春めいてきました。散歩が楽しい季節です。この絵本でも、大勢の友だちが一緒に「ぶーらぶら」と散歩を楽しみます。
 子どもが歩いているとねこさんと会いました。ねこさんは大きな黄色いリボンをつけています。「どこいくの」と尋ねる子どもに、ねこは「ちょっと そのへん ぶーらぶら」と応じます。この後の会話は、ちょっと大人っぽくおしゃれに。「ごいっしょしても いいかしら」という子どもに、ねこさんは「おすきに どうぞ」と返しました。こうして一緒に散歩する友だちがっだんだん増えてきいきます。
 最後に誘ったのはうさぎさん。でも、うさぎさんはのどが痛いといってお医者さんのところへ行くようです。その後、みんなはぶたさんからおやつにプリンをいただきました。うさぎさんがちょっとかわいそう。でも裏表紙をみると、子どもがプリンを持ってうさぎさんのお見舞い行きました。うさぎさん、よかったね。
 この絵本は「ぼうさん ぼうさん」というわらべ歌がもとになっているそうです。そのせいか、絵も文章も、とてもリズミカル。読み始めると楽しい気分になってきます。(店主)

どこいくの(こどものとも年少版2019年4月号)
やぎゅうまちこ さく

福音館書店
2019年4月1日発行
本体407円+税

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【本の紹介】窓の向こう、その先に

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