文芸誌の「モンキー」voi.14 が販売中です。特集のテーマは「絵が大事」。絵本好きにはちょっと気になるタイトルです。
本誌編集長の柴田元幸さんは巻頭言の「猿のあいさつ」で次のように書いています。
『言葉にいろんなビジュアル的要素を添えていくなかで、そもそも「言葉」に「絵」を「添える」という考え方が間違っているのであって、「言葉」と「絵」を組み合わせることで、足し算以上のものを作るんだ、と思うようになりました』
これは文芸作品を念頭に置いて書かれたものと思います。「言葉」と「絵」の位置を置き換えれば、絵本にもそのまま当てはめることができるように思います。
先達ともいえるウィリアム・ブレイクの「うた 無垢と経験の」が紹介されています。必見です。ブレイクはイギリスの詩人で、版画家・画家でもあります。小川洋子さんの文とジョン・クラッセンの絵による「訪問者」も、短いながら味わい深い作品です。(店主)
モンキー vol.14 SPRING 2018
スイッチ・パブリッシング
本体1200円+税
2018年2月15日発行
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