たんぽぽの花が一面に広がる野原のようすを描きます。いろいろな生き物が行き交う、ぽかぽかの野原です。
みつばちが飛んできて、花の蜜を「ちゅるちゅるちゅる」。お腹いっぱいになったかな。
とかげは、日向ぼっこしながらのんびり過ごします。すずめは、たんぽぽの種がご馳走です。人間の子どももやってきて、綿毛を「つん つん つん」。風が吹いて、綿毛は空高く飛んで行きました。
何気ない生命の営みを繊細な版画で描いた絵本です。一つの野原を多層的に描き、奥行きの深い世界が表現されています。(店主)
たんぽぽのはら
とうごうなりさ
福音館書店
2024年3月10日発行
定価990円(本体900円+税10%)
0 件のコメント:
コメントを投稿