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2022年2月1日火曜日

【本の紹介】琉球という国があった




 沖縄の歴史を綴る絵本です。沖縄には、かつて琉球王国という国があり、その王様が暮らしていたお城が首里城です。

 この絵本には首里城を紹介する美しい写真が掲載されています。色鮮やかな赤は日本の他の城と異なる様相を見せて、とても印象的です。

 ただ、今はその首里城の姿を見ることができません。2019年10月の火災で大きな被害を受けたからです。この絵本はもともと月刊誌「たくさんのふしぎ」として2012年5月に発刊されましたが、その内容を直さず、火災前の首里城の姿を伝えています。

 2026年の再建に向けてすでに工事も始まり、多くの人々が首里城の復興を願っています。それとともに、私たちは沖縄への理解をもっと深めていきたいと思います。この絵本がそのきっかけになることを願っています。(店主)


琉球という国があった

上里隆史 文

富山義則 写真

一ノ関圭 絵


福音館書店

2020年2月10日発行

定価(本体1300円+税)

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