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2020年9月1日火曜日

【本の紹介】ピーターとオオカミ


 子どものための音楽物語の「ピーターと狼」が絵本になりました。お話はロシアの民話がもとになっています。ユーモラスで迫力ある絵もお楽しみください。

 緑あふれる野原はピーターたちの遊び場。小鳥のバディやアヒルも一緒です。ネコがバディを狙っています。野原にはネコよりこわいオオカミもやって来ます。一人で野原に出て行ったピーターはおじいさんにしかられ、家に連れ戻されてしまします。

 ピーターがいなくなると、オオカミが森の中から現れました。オオカミはアヒルを一口で飲み込んでします。それでもまだまだはらぺこのオオカミにバディやネコも狙われます。ピーターはオオカミを捕まえようとしますが、果たしてうまくいくでしょうか。

 この音楽物語をつくったのはロシアの作曲家のセルゲイ・プロコフィエフです。オーケストラの楽器で登場する人物や動物たちを表現しまています。2019年のセイジ・オザワ・松本フェスティバルで上演されたとき、降矢ななさんの絵がスクリーンに映し出されました。この絵本はそのとき使われた絵を加筆・修正して作られました。(店主)


ピーターとオオカミ

降矢なな/絵

ペテル・ウフナール/絵

森安淳/絵


偕成社

2020年3月発行

本体1500円+税

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