この絵本をつくったソフィアは虫が大好きな子ども、11歳です。絵本をつくってしまうなんて、ソフィアはすごいですね。でも、ちょっと悲しい思いをしたこともありました。
それはソフィアは小学校1年生のときのこと。学校で虫が好きなことをからかわれていじめられるようになったのです。ソフィアは虫のことをいったんお休みすることにしました。
がっかりしているソフィアをみて、ママは昆虫学者のグループにメールを送ることにしました。ソフィアの「虫ともだち」になってもらえるように頼んだのです。メールはインターネットで紹介されました。するとソフィアのところに、世界中の虫好きな人たちからメールや手紙、ビデオが届くようになりました。虫好きな人がたくさんいることに、ソフィアはびっくり! ソフィアは、もう一人じゃない。
それからソフィアは学校にも楽しく行けるようになりました。今では虫以外の好きなこともできました。でも、ソフィアはやっぱり虫といるときが一番幸せな「虫ガール」です。この絵本のお話は本当にあったこと。ソフィアはカナダのオンタリオ州でおかあさんと一緒に暮らす実在の子どもです。(店主)
虫ガール
文 ソフィア・スペンサー(虫ガール)/マーガレット・マクナマラ
絵 ケラスコエット
訳 福本友美子
岩崎書店
2020年4月30日発行
本体1500円+税
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