ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2016年8月2日火曜日

【本の紹介】船を見にいく



船を見にいく
きじとら出版

アントニオ・コック 作
ルーカ・カインミ 絵
なかのじゅんこ 訳

 港に近い街に住む「ぼく」は、よく船を船を見に行きます。高層ビルみたいに巨大な船です。
 船を見ていて、ぼくは気づきました。船はゆっくりと、息をしながら眠っています。船は生きているのです。でも、誰も船が生きていることを知りません。知ったところで、誰も気にしないのです。
 夜、船の中に入ると、ひんやりしていて透明な人たちが沢山います。旅人の幽霊です。パパもママも、透明な旅人のことは何も話してくれません。だから、ぼくは港に行って、旅人たちのことを船に聞いてみます。船は、海や人びとに、そして休むことなく働き続ける港に笑いかけていました。
 船と会話する一人の時間。その時間を積み重ねることで、ぼくはいつか独り立ちして、この港から旅立つことを知ります。ぼくの心の力強さと、それを育む港の暖かさが伝わる絵本です。

0 件のコメント:

【本の紹介】こころのえほん(たくさんのふしぎ2026年2月号)

 多くの人に、手に取っていただきたい絵本です。心のモヤモヤが晴れると思います。  私たちの心の状態は、いろいろな感情が表現しています。うれしかったり、悲しかったり、こわくなったり、怒ったり、人の心にはいろいろな感情が湧き出てきます。  ときには自分の感情を、自分でコントロールでき...