こどものとうひょう おとなのせんきょ
復刊ドットコム
かこさとし 作・絵
1983年出版の絵本が復刊されました。30年以上も前に出された本ですが、そこに書かれたメッセージは今こそ必要とされているように思います。
ページをめくると、児童館の前の広場をどう使うか、子どもたちが相談しています。でも、なかなか相談はまとまりません。街では選挙が始まり、候補者は自分に投票してもらえるよう熱心にお願いしています。そこで子どもたちも、広場の使い方を投票で決めることにしました。
多数決で使い方が決まりました。でも、やっぱり争いが起きてしまいました。子どもたちは、どうやってみんなが仲良くできる方法を考え出したのでしょう。
作者のかこさんはこの絵本が書かれた当時のあとがきで、「少数でもすぐれた考えや案を、狭い利害や自己中心になりやすい多数派が学び、反省する、最も大切な『民主主義の真髄』をとりもどしたいという願いでかいた」といっています。民主主義は多数決だけで物事を決めていく仕組みではありません。民主主義とは何か、大人たちも再確認しなければなりません。
作者のかこさんはこの絵本が書かれた当時のあとがきで、「少数でもすぐれた考えや案を、狭い利害や自己中心になりやすい多数派が学び、反省する、最も大切な『民主主義の真髄』をとりもどしたいという願いでかいた」といっています。民主主義は多数決だけで物事を決めていく仕組みではありません。民主主義とは何か、大人たちも再確認しなければなりません。
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