ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2016年8月25日木曜日

【本の紹介】なんでもないなつの日



なんでもないなつの日
岩崎書店

ウォルター・デ・ラ・メア 詩
カロリーナ・ラベイ 絵
海後礼子 訳

 陽が傾きかけ、黄金色の空の下で農家の家族がお茶とお菓子を楽しんでいます。
 ねこがねずみを見つけて追いかけると、子どもたちもついていきます。年老いたいぬも一緒に追いかけます。ぶた小屋を通り、がちょうを巻き込んで大騒ぎ。
 わらの山を通り抜けて牧場に出ると、うしたちがのんびり寝そべっています。もう、ねずみのことなどすっかり忘れてしまったようです。夕焼けが空を赤く染めています。家に戻れば、動物たちは夕ごはん。ぐっすり眠りに着いて、何でもない夏の日が暮れていきます。空には三日月が昇っていました。
 イギリスの小説家・詩人のウォルター・デ・ラ・メアによる詩から、まるで日本の風景を描いているようなカロリーナ・ラベイの絵が展開されていきます。しっとりとした組み合わせをゆっくり味わいましょう。

0 件のコメント:

【本の紹介】とって

 選んで「とって」と呼びかけてくる絵本です。「とって」のあとのお楽しみは何でしょう。  扉のページにはスプーンとフォークが描かれ、「すぷーん とって」と呼びかけられます。さあ、スプーンで甘くて美味しいすいかを食べましょう。  小さい子どもの身近にあるものをシンプルに表現しました。...