川は道 森は家
たくさんのふしぎ2016年9月号
福音館書店
伊藤健次 文・写真
ロシアの日本に近い海岸沿いにシホテアリニ山脈があります。この山脈から流れるビギン川の周辺にウスリータイガと呼ばれる密林が広がります。
日本から見るとウスリータイガは北海道の北西に位置し、この写真絵本の作者の伊藤健次さんによると、ご自宅からは東京より近い場所だそうです。そんなところに、トラやカワウソ、フクロウが住み、ウデヘ族の猟師が暮らしています。
伊藤さんは猟師が暮らすヤール村に泊めさせてもらいました。村人たちは森のことを、親しみを込めてタイガと呼んでいます。「川は道、森は家。タイガがあるから暮らしていける」と語る村人たち。そのとき、とても優しい顔になるそうです。
写真で紹介されるのは、ウスリータイガの自然と人々の生活。魚や肉が骨ごと入ったスープはとても美味しそう。シマリスは愛らしく、精悍なアムールトラはとてもかっこいいのです。
写真で紹介されるのは、ウスリータイガの自然と人々の生活。魚や肉が骨ごと入ったスープはとても美味しそう。シマリスは愛らしく、精悍なアムールトラはとてもかっこいいのです。
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