ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2016年7月30日土曜日

【本の紹介】なきむしこぞう



なきむしこぞう
理論社

今村葦子・さく
酒井駒子・え

 静かな夏の夕方、小さな家の黄色いドアが開き、ぬいぐみの象ときりんとライオンが出てきました。ぬいぐるみたちは家出をしてきたのです。持ち主のあの子が大事にしてくれないから、もといた動物園の売店に帰るつもりです。
 家出するにしては、ちょっと臆病なぬいぐるみたち。初めて見る飛行機雲も怖がっています。象は泣き出して、きりんから「なきむしこぞうさん」なんてからかわれています。でも、そういうきりんも泣き出しそう。
 すると、屋根裏に住んでいるねずみが出てきて言いました。「ふふふっ! おかしいたっら、ありゃしないよ」
 ぬいぐるみたちがいなくなったことに気づいたあの子が泣いているというのです。「まったく、あきれた、なきむしこぞうだよ」
 あの子のぬいぐるみたちへの思い、そしてぬいぐるみたちのあの子への思いが胸を締め付けます。どうやら、ぬいぐるみたちもあの子も、みんな「なきむしこぞう」だったようです。酒井駒子さんの絵は多くの大人たちも惹きつけます。

0 件のコメント:

【本の紹介】おみずで おえかき(ちいさなかがくのとも2025年4月号)

 お水でお絵描きしてみませんか。キャンバスは地面です。  地面にお水を垂らすと、そこだけ色が変わります。「ポトン」と一滴垂らせば点になります。ジョウロなどを使って「シャーッ」と流し続ければ線もかけます。広い地面に何を描くか、お好み次第です。  どうしてお水で絵が描けるのか。水が物...