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絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2017年8月10日木曜日

「母の友」2017年9月号をお届けします!



 子育てをする中で、子どもの病気を避けることはできません。子どもが病気になって頼るのは病院や診療所などの医療機関です。「母の友」2017年9月号は特集のテーマに「子どもと病院のはなし」を取り上げ、子育て中の親たちが子どもの病気でかかえる不安や迷いの対処方法について小児科医師の石橋涼子さんが解説します。
 子どもの体調が悪くなったときなど、どのタイミングで病院に行くか、判断に迷うときがあります。特集の中の「こんなときどうする10」では、「熱が出た」「せきがひどい」「けいれんを起こした」など、とくに頻繁に発生する10の事態について具体的な判断の目安が示されます。「病院にまつわるソボクな疑問」や「病院の上手なかかり方」も参考になるでしょう。
 現在の日本の医療状況を医療ジャーナリストの福島安紀さんが解説する「知っておきたい医療のはなし」もぜひ一読していただきたい内容です。小児科の医療機関は減少傾向にあり、地域の小児医療を住民がどう守っていくかという視点も必要になっています。小児科医師の細谷亮太さんは「こどもに寄り添うということ」の記事の中で、子どもの病気に対する親の心構えなどをお話されています。
 そのほか絵本や児童書に関する記事も満載です。どうぞお手に取ってご覧ください。

2017年8月9日水曜日

平和を祈る 2017



 日本が戦争に負けた72年前の夏、社会は大きく変わりました。もう戦争はしないと誓う新しい憲法もできました。
 誰もが平和を祈念し、それが今では当たり前のことになりました。争いを武力で解決することはできません。
 でも人は昔のことを忘れてしまい、別の道を歩み出してしまうこともあります。歴史を振り返り、平和な社会をどうつくっていくか考え続けることが求められています。
 今年も平和について考えるきっかけとなりそうな絵本や児童書を本棚から集め、テーマコーナーに並べました。どうぞ手に取ってご覧ください。

2017年8月6日日曜日

【本の紹介】アリになった数学者(たくさんのふしぎ2017年9月号)



 寓話のような数学のお話です。数学者の「ぼく」がアリになったところからお話が始まります。数学者のアリは、数学者が研究している「数」や「図形」が実際には存在していないことを教えてくれます。数や図形は頭の中だけで考えられているイメージに過ぎないのです。
 数学者のアリは、普通のアリが数を理解していないことに気づきました。仲間のアリは、美味しそうな実がたくさんあっても、いくつあるのかまったく気にかけません。そこにある実を巣に運び込もうとするだけです。
 でも、翅を持ったあでやかな姿のアリは数がわかるようです。数学者のアリは驚きました。しかも人間の数とは違い、色や輝きや動きがある生きた数だといいます。人間が知っている数とは、全く違う種類の数でした。アリには人間の数がわからない。でも、人間もアリの数がわからないのです。
 数学者のアリは、小さなアリになって初めて、大きな数学の宇宙の入り口にたどり着いたことを自覚します。不思議な寓話に導かれ、私たちも数学の宇宙の大きさに気づきます。文章を書いた森田真生さんは在野の数学研究者、絵を描いた脇坂克二さんはテキスタイルデザイナー。ちょっとむずかしいお話ですが、見開きのページに描かれた絵が目を楽しませてくれるでしょう。

アリになった数学者(たくさんのふしぎ2017年9月号)
森田真生・文
脇坂克二・絵

福音館書店
2017年9月1日発行
本体667円+税

2017年8月5日土曜日

ジョン・キラカさんの「語りの会」に参加しました!



 アフリカのタンザニアから絵本作家のジョン・キラカさんが来日され、大阪や京都、そして東京で講演会やワークショップなどを精力的に行なっています。5日には国分寺市の都立殿ヶ谷戸庭園内の紅葉亭で「ジョン・キラカさんを囲む語りの会」が開かれました。キラカさんの最新作の「ごちそうの木」(西村書店)が発刊されたばかりのタイミングに、作者ご本人によるこの絵本のストーリーテリングも楽しませていただきました。
 キラカさんの絵本はタンザニアで生まれたティンガティンガ・アートと呼ばれる手法で描かれています。のびのびとした色鮮やかな表現が大きな特長です。ティンガティンガ・アートの絵は旅行者のお土産として制作されることが多く、「ごちそうの木」のように絵本として発刊されることはまれだそうです。
 キラカさんはタンザニアの昔話を収集するプロジェクトにも取り組んでいます。「ごちそうの木」のあとがきには、この絵本のもとになった昔話をキラカさんが記録したのは2007年7月2日だったと書かれています。タンザニアではフィパ語という言葉が使われている地域があります。キラカさんの母語でもあります。キラカさんはフィパ語で「ごちそうの木」を記録し、それをタンザニアの公用語であるスワヒリ語と英語にしています。日本で発刊された絵本は英語版がベースになっています。翻訳はさくまゆみこさんが担当され、「語る会」もキラカさんのお話の聞き手としてスムーズに進行していただきました。
 キラカさんは収集した昔話を後世に残すため、ストーリーテリングで若い世代に伝えようとしています。今回の「語りの会」で、キラカさんはスワヒリ語で「ごちそうの木」のストーリーテリングを聞かせてくれました。絵本のページをめくりながら、大きな身振り手振りで表情豊かに語るキラカさんのお話は、言葉を理解できなくても十分楽しむことができました。終了後は場所を「絵本とおはなしの店 おばあさんの知恵袋」に移し、キラカさんとさくまさんのサイン会も行われました。

2017年8月4日金曜日

【本の紹介】庭のたからもの



 庭の身近な植物は、季節の移り変わりと一緒に私たちの生活を豊かにしてくれます。そんな植物こそ私たちの「たからもの」です。家に庭がなくても大丈夫。ベランダや公園、そして毎日通る道でもたからものは見つかります。この絵本でおさらいしましょう。
 見開きページごとにテーマを決めて、植物の楽しみ方や育て方をイラストと一緒に紹介します。春夏秋冬で、さまざまな楽しみがあります。植物を楽しむことは、季節を楽しむことでもあります。
 植物にはたくさんの種類があり、勇んで園芸店に行っても何をどうやって楽しめばよいのか迷ってしまうでしょう。自分なりのテーマを見つけることが大事です。そのためのヒントをこの絵本からもらいましょう。
 果物好きなら「夏の収穫を楽しむベリーガーデン」のページが面白そう。ジューンベリーやフサスグリ、チョコベリーといったベリー類があることは知りませんでした。当店の名前のもとになった桑の実もベリー類の一つで、英語ではマルベリーといいます。

庭のたからもの
大野八生

小学館
本体1350円+税
2017年1月31日発行

2017年8月3日木曜日

【本の紹介】くまのまあすけ



 子熊のまあすけは、とてもマイペースな性格です。でも、約束したことはきちんと守ります。最後はきっといいことが待っています。
 まあすけが原っぱ遊んでいると、風に吹かれて風船が飛んできました。捕まえようとしますが、木の切り株に足を引っ掛けて「すってーん」。残念、ゴリラに取られてしまいました。
 その後、まあすけは豚のおじさんから大根の見張りをお願いされますが、向こうの丘で風船が木に引っかかっていると聞いてソワソワし始めます。「そうだ、だいこんも つれていこう」と思いついたまあすけ。大根と一緒にとっとこ丘に向かいますが、大丈夫でしょうか。
 この絵本は1980年代に出版され、作者の馬場のぼるの生誕90周年を記念して今年復刊されました。素直でやさしいまあすけは誰からも好かれるキャラクター。親子で楽しめる絵本です。

くまのまあすけ
馬場のぼる

ポプラ社
本体1000円+税
2017年5月発行

2017年8月2日水曜日

【本の紹介】ちいさなかえるくん



 同じ作者の「きゃべつばたけのぴょこり」という絵本では、蝶々がカエルに危うく食べられそうになり、間一髪のタイミングで無事大空に飛び立ったところで終わりました。その場面からこの絵本が始まっている訳ではなさそうですが、登場しているのは同じカエルのように見えます。
 主人公になったカエルですが、あまり格好のよい姿を見せてくれません。ごちそうにしようと思った蝶々には逃げられてばかり。クマンバチはこわいから近寄れないし、クモも草陰に隠れてしまった。そうこうしているうちにヘビが出てきたから、さあたいへん。一目散に逃げ出しました。
 主人公のカエルはアマガエルでしょう。緑色の小さいカエルです。昔は田舎の田んぼ近くでよく見かけ、よく捕まえたことを覚えています。
 この作品も最初は「ちいさなかがくのとも」で発表されました。2005年5月の発行でした。でも、生き生きとした描写は決して古臭さを感じさせません。描き込まれた絵を味わいましょう。草花の色彩が豊かで華やかです。

ちいさなかえるくん
甲斐信枝 さく

福音館書店
本体900円+税
2017年5月20日発行

【本の紹介】ねこねこねこちゃん

 猫の愛くるしい姿を描いた絵本です。猫がすぐそばにいるような感覚に陥ります。  猫の体は柔軟で、しなやか。さりげない姿勢でも凛々しく、ダイナミックな動きでは躍動感に満ちています。  猫をしばらく見続けていても飽きが来ないのはどうしてでしょう。勝手気ままな猫は、適度な距離を保ちなが...