ねずみの子どもが、何もしないで静かにしていられる場所を探すお話です。その目的は明確です。ねずみの子どもは、自分が本当にやりたいことは何なのか、ゆっくり考えたかったのです。柔らかいタッチの美しい絵も魅力的な絵本です。
森の中に古い楡の木があります。その根元にねずみの一家が住んでいます。家族それぞれ、お家の中で楽しく過ごしているのに、末っ子ねずみのアルジェントは、ちょっとご機嫌ななめ。どうしたのかな?
お家には、アルジェントのための静かでこじんまりとした場所がないのです。アルジェントは、少しの時間でいいから「なんにもしないでいられるばしょ」があれば、自分がやりたいことが分かるかもしれないと考えました。そこでアルジェントは自分だけの場所を探す旅に出かけることにしました。旅の行方は…。
自分だけの場所で自分自身を見つめ直す大切な時間。そこから子どもの自立が始まります。(店主)
なんにもしないでいられるばしょ
ロレダーナ・バルディヌッチ:文
メリンダ・ベルティ:絵
あさくらあい:訳
工学図書(山烋のえほん)
2026年9月14日発行
定価(本体1,800円+税)

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