ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2026年8月28日金曜日

【ご案内】子どもの本のろうどく会 vol.21




 くわのみ書房は「子どもの本のろうどく会 vol.21」を開催します。くわのみ書房のスタッフが子どもの本を声に出して読みます。子どもだけでなく、大人もご一緒に楽しめます。お気軽にご参加ください。


■日 時:2026年8月29日(土)午前11時~11時30分

■会 場:くわのみ書房

■対 象:子どもと大人

■参加費:無料


※事前のお申し込みは不要です。

※当日の店舗営業は午前12時(正午)から開始します。


〈お問い合わせ〉くわのみ書房

電話:047-419-3567

電子メール:mulberrybookstore@gmail.com

(Facebook、Instagramのメッセージでも受け付けます)


#くわのみ書房

2026年8月26日水曜日

【本の紹介】子どもを描く 林明子の世界




 絵本作家の故林明子さんの足跡を辿る一冊です。素晴らしい絵本をたくさん生み出した林さんの創作の秘密に迫ります。

 林さんの絵本の魅力は、人物や動物たちの生き生きとした描写にあります。描く対象を徹底的に観察し、愛情を注いでいることが私たちに伝わります。

 この本の「Part 2 絵本づくりの舞台裏」は圧巻です。『はじめてのおつかい』をはじめとする絵本創作の、まさに舞台裏を垣間見ることができます。絵本づくりの過程を知ることは、私たちの絵本の理解をいっそう深めることになります。

 林さんは今年2026年7月、残念ながら亡くなられました。ご冥福を祈りつつ、多くの愛される絵本を残してくださったことに、あらためて感謝したいと思います。(店主)


子どもを描く 林明子の世界

福音館書店編集部 編


福音館書店

2026年4月20日発行

定価:2,640円(本体2,400円+税10%)


#くわのみ書房

2026年8月25日火曜日

【本の紹介】なきむしなきこちゃん




 泣き虫がスッキリする絵本です。涙の海の水平線を目指しましょう。

 大きな目から涙がこぼれ落ちそう。子どもが泣き出しました。この子は「なきこちゃん」。なきこちゃんのお部屋からお話が始まります。

 大粒の涙は「ぼとん ぼとん」と床に溜まります。なんと、ベッドがぷかぷか浮いてきてしまいました。そして、とうとう家の外へ溢れ出します。なきこちゃんはベッドに乗って、広い広い涙の海を漂います。

 水平線の向こうにはどんな冒険が待っているのでしょう。なきこちゃんの涙は止まるのでしょうか。そして、なきこちゃんはまた自分のお部屋に戻ることができるのでしょうか。(店主)


なきむしなきこちゃん

ザ・キャビンカンパニー


福音館書店

2026年5月15日発行

定価1,870円(本体1,700円+税10%)


#くわのみ書房

2026年8月23日日曜日

【本の紹介】すなにぎゅー(ちいさなかがくのとも2026年9月号)




 砂と遊べる絵本です。いろいろなものを「ぎゅー」と押し付け、型取りをしてみましょう。

 海の砂浜にやってきました。波が綺麗にさらった砂浜は平らになりました。

 立っていたところに足跡がくっきり。手の平を押し付ければ、砂に手形が残ります。砂浜に流れ着いたいろいろなものを押し付けてみましょう。「ぎゅー」

 どんな形になって跡が残るでしょう。押し付ける場所を変えれば、違った跡が残ります。いろいろ試してみましょう。おや、また波が来て…。(店主)


すなにぎゅー(ちいさなかがくのとも2026年9月号)

古賀充 さく


福音館書店

2026年9月1日発行

定価500円(本体454円+税10%)


#くわのみ書房

【本の紹介】やまのてせんがはしる(かがくのとも2026年9月号)




 山手線の走る姿を描いた絵本です。その周りの景色も丁寧に描きます。

 山手線は東京の街をぐるりと一回りする電車です。東京には山手線以外にもたくさんの電車が走っています。だから山手線は、走りながら、いろいろな電車と出会います。

 絶えず変化を続ける東京の街。風景も以前とずいぶんと変わっていることに、あらためて驚かされます。また新しい電車が走るようになり、乗り入れる路線も増えてきました。山手線が出会う電車はたくさんあり、人々の生活を広げています。

 大勢の人々が暮らす街、東京。人々の平和な暮らしがいつまでも守られますように願っています。(店主)


やまのてせんがはしる(かがくのとも2026年9月号)

さく ケッソクヒデキ


福音館書店

2026年9月1日発行

定価500円(本体454円+税10%)


#くわのみ書房

2026年8月20日木曜日

【本の紹介】はいたつやのスピッツ(こどものとも2026年9月号)




 チーターのスピッツは配達屋さんです。スピッツのカッコいい仕事ぶりを描いた絵本です。

 スピッツは朝、お店に着くと、まず体操。それからお仕事が始まります。

 荷物の配達に困難は付きもの。「どうする? スピッツ」。でもスピッツは、多少のことでは驚きません。荷物をお届け先に無事手渡した後は、いつでもニコニコ、笑顔を見せます。カッコいいぞ、スピッツ!

 チーターは地上動物として最高速度で走ることができるそうです。配達屋さんはチーターにぴったりの仕事です。スピーディに荷物を届けるスピッツは、仲間の動物たちからとても頼りにされているようです。(店主)


はいたつやのスピッツ(こどものとも2026年9月号)

くらささら ぶん

嶽まいこ え


福音館書店

2026年9月1日発行

定価500円(本体454円+税10%)


#くわのみ書房

2026年8月19日水曜日

【本の紹介】いかのイカヒコーキ(こどものとも年少版2026年9月号)




 イカが作る紙飛行機は、やっぱりイカヒコーキでしょう。イカはイカヒコーキを10個も作りました。

 イカがイカヒコーキを飛ばします。「ウサギくんにとどけー」と飛ばします。

 ウサギは「ホイ キタ」と受け止めます。カモメやサメが邪魔しそうになると、イカはいかすみを「プシュー」とかけて追い返します。

 イカとウサギの微笑ましいやりとりを描いた絵本です。イカは仲良しのウサギに、イカヒコーキで素敵なメッセージを送りました。(店主)


いかのイカヒコーキ(こどものとも年少版2026年9月号)

山﨑克己 さく


福音館書店

2026年9月1日発行

定価500円(本体454円+税10%)


#くわのみ書房

2026年8月18日火曜日

【本の紹介】おふろあひる(こどものとも0.1.2. 2026年9月号)




 表紙に描かれているのは、どこかで見たことのあるあひるたち。お風呂遊びでお馴染みの、あのあひるたちです。

 すいすい泳ぎ始めたのは「かあちゃんあひる」。その後を「にいちゃんあひる」が追いかけて、そのまた後を「ちいさいちゃん」が追いかけます。みんな、波に乗って進みます。

 波はだんだん大きくなります。「ゆらゆらゆら」から「ちゃぷちゃぷちゃぷ」、もっと大きく「どっぷんこ」! 3羽とも波に飛ばされてしまいました。おやおや、どうなってしまうのかな?

 おもちゃのあひるたちからみれば、お風呂はまるで大きな海。さあ、冒険が始まります。お風呂が楽しみになる絵本です。(店主)


おふろあひる(こどものとも0.1.2. 2026年9月号)

たけかわゆうこ さく


福音館書店

2026年9月1日発行

定価500円(本体454円+税10%)


#くわのみ書房

2026年8月11日火曜日

【本の紹介】いま、日本は戦争をしているー太平洋戦争のときの子どもたちー


 日本はこれまで多くの戦争を経験しています。とくに1941年12月から始まった太平洋戦争で日本は壊滅的な状況に陥り、その敗戦をきっかけに、日本は戦争をしない平和国家を目指すことにしました。

 この絵本は「いま、日本は戦争をしている」ことを伝える絵本です。作者は、太平洋戦争のときに子どもだった17人の人たちにお話を聞き、それをもとに絵を描き、文章にまとめました。17人が子どものころ、それは、まさに今、日本が戦争をしているときでした。

 17人の身の回りで起こったことが素直に語られています。かつて戦争をしてた日本。でも、戦争とはいったいどういうことなのか。戦争を経験した人たちは少なくなり、戦争をしている社会の姿を理解することが難しくなってきました。この絵本の中には、今の私たちにとって想像を絶するような悲惨なお話もあります。作者は、話を聞かせてくれた人に「これでいい」と言ってもらえるまで、絵や文に何度も手を入れたそうです。

 お話してくれた多くの人は「自分には特別な体験はない」と言ったそうです。でも作者は、どなたのお話も「特別な」体験ばかりだったと言います。今の私たちが聞いておかなければならないお話しです。そして、戦争や平和について、引き続き考えていきたいと思います。(店主)


いま、日本は戦争をしているー太平洋戦争のときの子どもたちー

堀川理万子


小峰書店

2025年6月23日発行

定価(本体3800円+税)


#くわのみ書房


2026年8月8日土曜日

【本の紹介】よぞらのおまつり(ちいさなかがくのとも2026年8月号)




 夏休みは夜空の星に親しむよい機会です。賑やかな星空は「まるでよぞらのおまつり」です。

 子どもたちを天体観察の楽しみに導く絵本です。二人の兄弟が、山がよく見えるおばあちゃんの家にやってきたところからお話が始まります。

 晩ごはんの前、二人は家の外の景色を楽しみます。やがて山の向こうに日が沈み、空は桃色から「ゆうらりと」青色に変化します。二人は空に星を見つけますが、もう晩ごはんの時間。ごはんの後、虫の音に誘われて再び外に出た二人が観たものは…。

 日没から星が現れるまで、空の色はうっとりするような変化を見せてくれます。まさに奇跡のような時間。そのようすを柔らかいタッチで描いた絵も魅力的です。(店主)


よぞらのおまつり(ちいさなかがくのとも2026年8月号)

中村文 ぶん

平澤朋子 え


福音館書店

2026年8月1日発行

定価500円(本体454円+税10%)


#くわのみ書房

2026年8月7日金曜日

【本の紹介】われらはたらくうんてんしゅ(こどものとも2026年8月号)




 表紙をみると、ヘルメットを被り、カッコいいユニフォームを着た人たちが並んでいます。働く運転手の皆さんです。さて何を運転するのでしょう。

 最初に登場した巨大な乗り物。運転席の窓に2人の姿がみえます。「ブスリ!」という音とともに着陸した先は、なんとハンバーグ⁈ その乗り物は、食事のときに使うフォークでした。

 そのほか、カギやハサミ、スタンプなど、いろいろなものが乗り物となって私たちの前に現れます。どれも巨大です。いや、運転手たちの方が小さいのでしょうか。いずれにせよ、私たちの意識を超えた世界が広がります。

 身近なものを乗り物に見立てた絵本です。その世界に入るとき、一瞬でも戸惑いを感じたのはは私が大人だからでしょうか。馴染んでしまえば、大きな爽快感をもたらす絵本です。(店主)


われらはたらくうんてんしゅ(こどものとも2026年8月号)

くりはらたかし


福音館書店

2026年8月1日発行

定価500円(本体454円+税10%)


#くわのみ書房

【本の紹介】焼きそばパンはヘン? 小麦のへんしん(たくさんのふしぎ2026年8月号)




 私もそう思っていました。「焼きそばパン」って、なんかヘンですよね? 何がヘンなのか。この写真絵本の冒頭で指摘されています。

 焼きそばは、それだけで食事になるものです。つまり、「ごはん」みたいなもの。一方で、パンはもともと西洋の主食であり、これも「ごはん」のようなもの。だから、焼きそばパンは、ごはんをごはんで挟んで食べるようなもの。確かに、ヘンですよね。

 作者のそうした疑問から、お話が展開していきます。作者は次に、焼きそばの麺、そしてパンが、どちらも同じように小麦から作られているところに着目します。小麦で作られる焼きそばとパンは合体し、日本で焼きそばパンとして定着しています。お米のごはんとお寿司、あるいはごはんとお餅(もち米から作られるので、これも米)を合体させて食べるようなことはしないのに、なぜ?

 小麦は粉にして食料にします。小麦粉はパンになったり麺になったり、さまざまに姿を変えていきます。世界には小麦粉を使った食べ物がたくさんあります。異なる食べ物が組み合わされ、新しい食べ物が生まれてくるのです。そんな「食」の変化は、本当に面白いと思います。(店主)


焼きそばパンはヘン? 小麦のへんしん(たくさんのふしぎ2026年8月号)

森枝卓士 文・写真


福音館書店

2026年8月1日発行

定価880円(本体800円+税10%)


#くわのみ書房

【本の紹介】むしむしかぼちゃだいさくせん(こどものとも2026年10月号)

 虫の音が心地よく響く季節に楽しむ絵本です。虫たちが力を合わせて奮闘する姿を描きます。  野菜畑に虫たちの村がありました。小さな虫も、ちょっと大きな虫も、みんな仲良く暮らしています。  待ちに待った音楽会の夜。でも、乱暴者のネズミたちが現れ、音楽会はめちゃくちゃになってしまいまし...