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絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2026年7月4日土曜日

【本の紹介】やさしいカタチ




 変わったカタチの乗り物を紹介する写真絵本です。その乗り物は「姿勢保持装置」といいます。重度心身障害者が使う乗り物です。

 重度心身障害とは、重度の運動障害と知的障害を併せ持つ心身の状態です。こうした状態の人たちは、日常生活のほとんどすべての場で介助を必要とします。自由に動くことができないため、姿勢保持装置が生活の中で欠かせません。

 姿勢保持装置のカタチはさまざまです。障害者一人ひとりに合ったカタチでなければならないからです。姿勢保持装置は、それを使う人の体の一部になるのです。必然的に、とても複雑なカタチになります。でもそれは、とても「やさしいカタチ」でもあるのです。

 この絵本では、姿勢保持装置を作る職人の奮闘も紹介されます。緊張感が漂う一方で、ワクワク感も伝わる仕事ぶりです。重度の障害があっても、人としての尊厳が守られ、幸せな人生を送れることは、すべての人々にとって大切なことです。この絵本の作者の視点も、そこにあります。(店主)


やさしいカタチ

大西暢夫


彩流社

2025年7月26日発行

定価(本体2200円+税)


#くわのみ書房

2026年7月2日木曜日

【本の紹介】アーノルド・ローベルものがたり がまくんとかえるくんとぼく




 アーノルド・ローベルは著名な絵本作家です。「がまくんとかえるくん」シリーズの『ふたりはともだち』(文化出版局)など、多くの人に愛されている作品をたくさん生み出しました。

 これはアーノルド・ローベルの生涯を綴る伝記の絵本です。お話はアーノルドが子どものころ、雪遊びで靴下を濡らしてしまったところから始まります。

 アーノルドは靴下を濡らしたことがきっかけで病気になり、それからしばらく学校を休むことになりました。その間、たくさんの絵を描きました。本を読みました。病室の窓から外を眺めていました。この絵本の作者はあとがきで、そうした経験は、後にアーノルドが物語をつくるきっかけとなったと書いています。

 もちろん、がまくんとかえるくんの物語ができるまでのエピソードも登場します。そして、アーノルドは最後まで、他人に、そして自分にも誠実さを失わないように生きたのです。この絵本には、作者のアーノルドへの愛が溢れています。(店主)


アーノルド・ローベルものがたり がまくんとかえるくんとぼく

エミー・キャスナー 作

長友恵子 訳


文化出版局

2025年10月19日発行

定価1,760円(本体1,600円)


#くわのみ書房

【本の紹介】やさしいカタチ

 変わったカタチの乗り物を紹介する写真絵本です。その乗り物は「姿勢保持装置」といいます。重度心身障害者が使う乗り物です。  重度心身障害とは、重度の運動障害と知的障害を併せ持つ心身の状態です。こうした状態の人たちは、日常生活のほとんどすべての場で介助を必要とします。自由に動くこと...