結婚して共同生活を続けていると、すべてがハッピーという訳にはいきません。家事や子育てをめぐる意識の違いが積み重なり、夫婦間のわだかまりが残ることになります。埋められない溝になる前に、あらためてその原因を考えてみましょう。
「かぞくのじかん」Vol.44の2018年夏号の第2特集がそのきっかけになりそうです。「夫婦のわだかまり。原因はどこ?」が特集テーマです。妻から夫から、実体験に基づいた問題提起があります。その上で、どうしたら歩み寄れるか考えます。
特集記事の中で玉川大学教育学部教授の大豆生田啓友さんは「ひとつの大きな思いこみに夫も妻も気づくこと」の必要性を指摘しています。その思いこみとは「赤ちゃんのめんどうをみること、家の中のことは、母親の方が向いている」という考え方です。大豆生田さんは「そんなことは、ありません。授乳以外のことは、父親も同じようにできます」と断言しています。
最近、「赤ちゃんはママがいいに決まっている」「『男も育児だ』とか言っても、子どもにとっては迷惑な話かもしれない」などと政治家が発言して批判の声が上がりました。歩み寄りを阻害するものは何か、冷静に考えてみることも必要だと思います。(店主)
「かぞくのじかん」Vol.44 2018年夏号
婦人之友社
本体759円+税
2018年6月5日発行
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