こころのおと
ぶん・え ピーター・レイノルズ
やく なかがわちひろ
主婦の友社
本体1300円+税
2016年6月30日発行
小さな男の子のラジはピアノを弾くことが大好きになりました。ラジに音楽の才能があると考えたおとうさんは、ピアノを習わせることにします。
でも、やがてラジはピアノがつまらくなくなり、弾くことを止めてしまいます。ラジは大人になり、街で仕事を見つけて家を出て行きます。ピアノの音も聞こえず、静まりかえった家。おとうさんがピアノを見つめます。
父と子が濃厚な関係を築くことは難しいのかもしれません。でも、忙しい毎日を過ごしていたラジはおとうさんが倒れたと聞き、家に戻ります。「なにか、してほしいことない?」と尋ねるラジに、おとうさんは「ピアノをひいてほしい」と応えます。
おとうさんが聞きたかったのは、ラジが小さいころ一人で楽しく弾いていたピアノです。おとうさんの一言から、ラジは忘れていたものをたぐり寄せることができました。ラジが弾くピアノの音が、二人の間を満たしていきます。
おとうさんが聞きたかったのは、ラジが小さいころ一人で楽しく弾いていたピアノです。おとうさんの一言から、ラジは忘れていたものをたぐり寄せることができました。ラジが弾くピアノの音が、二人の間を満たしていきます。
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