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2017年5月18日木曜日

【本の紹介】はじめてのオーケストラ




はじめてのオーケストラ

小学館
本体1500円+税
2016年11月1日発行

原作 佐渡裕
絵 はたこうしろう

 日が暮れて、みーちゃんとママはコンサートホールにお出かけです。みーちゃんが入り口でチケットをみせると「おいくつですか?」と聞かれました。みーちゃんは「6さいです。きょうは はじめてのコンサートなの」と答えます。
 みーちゃんのパパはオーケストラの指揮者です。今日のコンサートはパパの指揮でベートーベンの「第九」という曲が演奏されます。みーちゃんは、この日をとても楽しみにしていました。
 原作の佐渡裕さんも有名な指揮者です。この絵本のお話は佐渡さんとその娘さんがモデルのようです。あとがきで佐渡さんは、美しいハーモニーが生まれるためには「自分らしく生き、そして大事に大事にまわりの音にも耳をかたむける」ことが一番大事といっています。
 はたこうしろうさんの絵がオーケストラのハーモニーをきれいに表現していて見事です。みーちゃんは流れてくる音に身を任せて音楽を楽しんでいます。この絵本から音楽が流れてくるのが聞こえてきそうです。

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