「ならしのスタディーズ」は習志野の未来をもっと楽しくするためのトークイベントです。3月に開かれた1回目に続き、5月27日は2回目の開催。会場は習志野市大久保の中央公園でした。オープンスペースでお天気にも恵まれ、さわやかな風も吹く中、ホットな話し合いが行われました。
習志野の魅力を発掘・発信しようという「ならしのスタディーズ 妄想ぺちゃくちゃ編 Vol.2」。今回のゲストスピーカーはNPO法人ならしの子ども劇場とぶっくるプロジェクトチーム、谷津干潟自然観察センターの3組でした。3組による「ユニークな動きの”いま”」のプレゼンテーションの後、習志野のこれからを参加者全員で「「妄想(想像?)」します。
とくに興味津々だったのは、ぶっくるプロジェクトチームによるプレゼンテーション。千葉工業大学創造工学部デザイン学科の稲坂研究室と倉斗研究室のチームが、習志野市内の袖ヶ浦団地で住民の高齢化や空室率の増加、商店の閉店など、全国の団地で指摘されている課題の解決に向けて、学生と住民がいきいきと活動できる場を提案するプロジェクトに取り組んでいます。その具体的なツールが「ぶっくる」と名付けられた移動式本棚。この本棚を通じて、チームが準備した本と団地の住民が持ち寄る本を交換します。つまり、「本のぶつぶつ交換」で新しいコミュニティの形成を促進しようというコンセプトです。ぶつぶつ交換は本に限らず、いろいろなモノ・コトに応用できるという説明もありました。この活動がこれからどう広がっていくのか楽しみです。
くわのみ書房がある習志野市の大久保地区では、公共施設再生計画のモデル事業となる大久保地区公共施設再生事業が進められようとしています。ならしのスタディーズは、この事業をソフト面でサポートしようという狙いがあります。魅力ある街づくりに向けて、地域住民の積極的な関わりが求められています。
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