ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2017年3月1日水曜日

【本の紹介】どこかでだれかがねむくなる



どこかでだれかがねむくなる

福音館書店
本体1400円+税
2016年9月10日発行

メアリー・リン・レイ 詩
クリストファー・サイラス・ニール 絵
こうのすゆきこ 訳

 牧場が夕暮れ時を迎えました。子どもが部屋の窓から外を見ています。まだまだ眠くないようです。
 でも、どこかでおやすみのしたくが始まっています。はちやビーバー、くま、ねずみはベッドの準備を済ませたようです。子どもはそれを想像して、まだ遊んでいるようです。
 どこかでこぎつねたちが巣に帰ってきました。そのころには「ゆうやみが あたりの けしきを かえる」。日が暮れて夜がくると、子どももかわいいあくびをして、みんな眠る時間です。
 絵本に使われた詩を声に出して読めば子守り歌のように聞こえます。目にやさしい色使いの絵も読む人を眠りに誘います。最後のページをみれば、子どもたちは安心して眠りにつくでしょう。もっとも、そこに行き着く前に寝息を立てているかもしれません。

0 件のコメント:

【本の紹介】まんげつのよるのやくそく

 ちょっと切ないハロウィーンの夜を描いた絵本です。怖そうなお話を柔らかいタッチの絵でユーモラスに描きました。  満月の夜、一人の子どもと仲良しの犬が寄り添います。そのとき交わした約束が子どもの心の拠り所となりました。  年老いた犬はこの世から去り、子どもが一人残されます。生きる気...