ねずみにぴったりののりもの
好学社
本体1500円+税
2016年5月26日発行
2016年5月26日発行
マリー・ホール・エッツ さく
こみやゆう やく
6匹のねずみが登場します。グレイさんとおくさんと、そのこねずみ。そして、テイりーさんとおくさんと、そのこねずみ。同じ表現を繰り返し使って読者を絵本の世界に引き込みます。
2つのねずみの家族はジョニーの家の地下室に住んでいました。ジョニーが2階のベッドで眠っている、ある夜のこと。ねずみの家族は、ぬきあしさしあしで地下室の階段を上っていきました。
1階の子供部屋で見つけたのはおもちゃの乗り物。「チューチュー! このじどうしゃやきしゃやひこうきは、わたしたちのものだ!」とグレイさん。テイリーさんも「そうだ! ねずみにぴったりののりものだ!」と言いました。ご機嫌になって乗り込むねずみたちですが、散々な目にあってしまいます。
エッツは「もりのなか」などでお馴染みの絵本作家。この作品は、どこかユーモラスな雰囲気を保ちながら哀愁を帯びた結末です。赤と黄の色使いが印象的な絵で、これまでの作品とは趣きを異にします。
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