えのでんタンコロ
偕成社
本体1300円+税
2016年7月発行
倉部今日子 作
絵本の題名の「えのでん」は江ノ島電鉄のことです。「江ノ電」と書いたりします。江ノ電は神奈川県の藤沢駅と鎌倉駅の間を結ぶ短い路線の鉄道です。営業距離は10km程度、駅の数も15カ所に過ぎません。でも、沿線には鎌倉や江ノ島などの観光地があり、とても人気の高い鉄道の一つです。
もう一つ題名にある「タンコロ」とは1両の車両で走る単行電車のことです。今はもう運行されていません。かつて多くの人々から、愛情を込めてタンコロという愛称で呼ばれていました。この絵本に出てくるしょうちゃんのおじいさんも、タンコロに乗って出かけたことが楽しい思い出になっているようです。
絵本では、おじいさんが子どものころ、タンコロに乗ったお話がつづられます。タンコロは鉄橋を渡ったり商店街を通ったり、海沿いを走ったりします。でも沿線のようすは、今とはずいぶん違っているようです。絵を見ながら、何が違うか見つけることも楽しそうです。駅の近くに牧場があったことなど、知らないこともたくさん書いてありました。
絵本だけでは物足りない⁉︎ そんな人は江ノ電に乗りに行きましょう。暖かな春の日、きっと楽しい一日を過ごすことができるでしょう。
絵本だけでは物足りない⁉︎ そんな人は江ノ電に乗りに行きましょう。暖かな春の日、きっと楽しい一日を過ごすことができるでしょう。
2 件のコメント:
江ノ電の地元なので オォ!っと反応しました。電車を乗り継いで市内をぐるっと散策するのも人気があります。
私も江ノ電は大好き。鎌倉駅から御成通りの先まで行くと江ノ電沿いにオープンカフェがあり、間近に見ることができて楽しいですね。
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