ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2016年9月8日木曜日

【本の紹介】てんごくにいったのうふ



てんごくにいったのうふ
こどものとも2016年10月号
福音館書店

プラサンサ・カルコーッテゲ 再話・訳
イノーカ・デ・シルバ 絵

 スリランカの昔話です。あるところに農夫がいました。稲刈りをしようと田んぼに行くと、稲が倒れ、あちこちに丸くへこんだ跡がありました。丸い跡は農夫の家のうすと同じ大きさです。「きっとうちのうすがうごいていたずれしたにちがいない」と思った農夫は家に帰り、うすが動けないようにひもでしばりました。
 ところが次の日も、また丸い跡がたくさんありました。ほかの家のうすだと思った農夫は村の人たちに話し、村中のうすをひもでしばってもらいました。そして次の日、やっぱり丸い跡があったのです。
 農夫は見張りをすることにしました。夕方、田んぼに行っていってみると、そこにいたのは一頭の像でした。むしゃむしゃ稲を食べています。農夫は夜が明けるまで稲を食べ続けた像と一緒に、天国に行くことになります。
 奇想天外なお話に引き込まれてしまいました。素朴な温かさが感じられる絵も魅力的です。描かれた農夫たちは表情豊かで親近感が湧いてきます。

0 件のコメント:

【本の紹介】アオバズクの食卓(たくさんのふしぎ2026年5月号)

   フクロウの仲間の「アオバズク」の生態を紹介する絵本です。アマチュアの研究者による、とても興味深い調査レポートです。  アオバズクは渡り鳥です。冬を東南アジアなどで過ごし、春になると子育てのため、日本にやってきます。青葉茂れる季節に姿を見せるため、アオバズクという名前がつきま...