こんばんは あおこさん
アリス館
かわかみたかこ
夜になりました。あおこさんは、もう寝る時間です。おかあさんがあかりを消し、部屋が暗くなりました。でも、あおこさんはなかなか寝ようとしません。
庭の方から「こんばんはあおこさん」と声が聞こえてきました。呼んでいたのはこうもりでした。「ぼくについておいでよ」と誘います。あおこさんが庭に出ると、次から次へと声がかかります。ほたるやお月さまたちから「こんばんはあおこさん」と呼ばれ、うれしくなったあおこさんは寝ることをすっかり忘れてしまったようです。
眠ってしまうのは何かもったいない。そんなふうに思っている子どもはたくさんいると思います。あおこさんも同じです。この絵本を寝る前に読めば、最後は眠りに着いたあおこさんと同じように、楽しい夢をみることができるかもしれません。
夜の暗闇は色がない世界になります。夜の表現は単調になりがちですが、青を基調に濃淡を効果的に使って奥行きのある絵を描いています。光の黄色が温かみを与えています。
夜の暗闇は色がない世界になります。夜の表現は単調になりがちですが、青を基調に濃淡を効果的に使って奥行きのある絵を描いています。光の黄色が温かみを与えています。
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