わたしのこねこ
福音館書店
澤口たまみ 文
あずみ虫 絵
表紙をめくると、扉のページに黒い子猫がいます。ぱっちりした目で、好奇心いっぱいに何かを見上げています。「わたしのうちにこねこがきたよ」とお話が始まります。
子猫は「くろ」と名前を付けてもらいました。お家には年寄りのとらねこの「レオ」がいました。くろはレオの鼻先に自分の鼻を寄せて、きちんとごあいさつすることができました。その後、わたしの指先にも鼻をこつんとくっつけてあいさつできたくろ。これで家族の一員になれたかな。その後、わたしに頭を撫でられたくろの姿はとても愛らしい。
わたしとくろの楽しい生活が続きます。でも、わたしが家に帰っても、くろがいない日がありました。くろのいない家の中はしいんとしています。わたしは胸が「きゅうっ」と痛くなりました。くろはどうなってしまったのでしょう。
絵の作者はアルミ板をカッティングする技法で作品を制作するそうです。シンプルながら明るい色彩の絵からは、不思議に温かみが感じられます。描かれているのは、わたしとくろの何げない毎日。お互いに自分の気持ちを伝え合うことで、心の交流を深めていきます。
絵の作者はアルミ板をカッティングする技法で作品を制作するそうです。シンプルながら明るい色彩の絵からは、不思議に温かみが感じられます。描かれているのは、わたしとくろの何げない毎日。お互いに自分の気持ちを伝え合うことで、心の交流を深めていきます。
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