ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2018年5月10日木曜日

【本の紹介】しりとり(こどものとも2018年6月号)




 しりとり遊びができる絵本です。基本的な遊び方は次の通りです。
 最初の見開きページから始めます。たくさんの絵が載っています。一つ選んでください。ページをめくると、またたくさんの絵が載っています。最初に選んだ絵としりとりができる絵を探して選びましょう。またページをめくります。またまたたくさんの絵が載っているので、2番目に選んだ絵としりとりができる絵を探して選びます。こうして最後のページまでしりとりができたらおしまいです。
 一つひとつの絵をみてみましょう。どの絵もシンプルながら味わい深く感じます。でも、子どもにとって馴染みの薄いものもあるようです。どうぞ大人が教えてあげてください。絵本と一緒に子どもとの会話がはずみます。
 とても面白いアイデアの絵本です。いろいろな楽しみ方ができそうです。どんなふうに遊べるか、子どもたちと一緒に考えましょう。しりとりが最後のページにつながらないこともあるようです。そのときは最初のページにつながるので、もう一度やり直してみましょう。(店主)

しりとり(こどものとも2018年6月号)
安野光雅 さく/え

福音館書店
2018年6月1日発行
本体389円+税

2018年5月9日水曜日

「母の友」2018年6月号が入荷しました!



 特集のテーマは「歯の健康と口の健康」です。「母の友」2018年6月号で子どもの口腔ケアについて学びましょう。  小児歯科医として35年のキャリアを持つ外木徳子さんが、気をつけたい生活習慣を詳しく解説しています。まずは虫歯の原因や予防方法の説明があります。子どもの歯磨きの始め方は具体的に解説されていて、とても参考になりそうです。  外木さんによると、子どもが健康な口を持つためには食事も大きく関わってくるようです。離乳食を進める際も子どもの月齢にこだわらず、一人ひとり異なる歯の生え方やあごの発達のようすをみることが重要と指摘されています。  そのほか、「歯みがきの歴史」や「歯、口、体の意外に深い関係」の記事も興味深く読みました。特集以外にも読み応えのある記事が満載です。どうぞお手に取ってご覧ください。(店主)


「母の友」2018年6月号

福音館書店
本体505円
2018年6月1日発行

2018年5月6日日曜日

「習志野の森」開放日イベントのようすが紹介されました!




 くわのみ書房も参加した「習志野の森」開放日イベントのようすが「ならしの朝日」(平成30年5月5日、第887号)で紹介されました。
 4月7日の開放日イベントで、くわのみ書房は絵本に触れ合うスペースを提供したほか、「森の朗読会」と題して高校生たちの協力も得て絵本の読み聞かせを行いました。
 習志野市泉町の「習志野の森」は旧日本陸軍の陸軍習志野学校という施設跡の一部で、千葉大学腐敗研究所として利用されていたこともある国有地です。公務員住宅の予定地となりましたが、森の消滅を憂えた地元の地域住民らが保存運動を展開し、現在の姿で残っています。
 この森に住民が入ることができるのは、保存運動に関わってきた「習志野みどりの会」が清掃活動を行う毎月第1土曜日と、年4回の開放日のみです。次回開放日は6月2日です。(店主)

「学校おはなし会ものがたり」を販売しています!


 習志野市の学校おはなし会の40年以上にわたる長い歴史をつづった「千葉県習志野市 学校おはなし会ものがたり」が刊行されました。子どもたちに本の楽しさを伝えたいと願った人たちの活動の貴重な記録です。市内の図書館に寄贈されたほか、くわのみ書房でも販売します。
 習志野市の学校おはなし会では、地域で文庫活動などに取り組む人たちが学校に出かけて行って本の読み聞かせなどを行っています。1970年に東習志野小学校で始まり、今では16校に及ぶ市内のすべての小学校で定期的に行われるようになりました。習志野市内の子どもたちはほぼすべて、学校おはなし会を通じて本と接する機会を持つことになります。
 発端をつくったのは東習志野に住む石田博子さんでした。石田さんは石井桃子が著した「子どもの図書館」(岩波新書)に触発され、家庭文庫の「ひまわり文庫」を自宅に開きます。本の貸し出しのほか、読み聞かせも行いました。
 文庫開設のほぼ1年後、家庭訪問の際にひまわり文庫のようすをみた東尾習志野小の若い教師が、その体験を担当する学級の子らと共有したいと願います。石田さんはそれに応え、自ら学校訪問することを提案。毎週、国語の1時限を使って本の読み聞かせなどを行うことになりました。学校おはなし会の始まりです。小さな流れは子どもたちの心を動かし、学校の先生方や市内の文庫関係者らを巻き込んで広がり、やがて大きな流れとなりました。
 本書は学校おはなし会や習志野文庫連絡会に長く関わった有志が編集・制作に当たりました。「あづまおはなしのへや」の会沢節子さん、「ぷーさんのおはなし会」の石川元代さん、「袖ヶ浦児童文庫」の岩城昌子さん、「香澄文庫」の小柳津一枝さん、「たけのこおはなし会」の望月理子さんの5人です。残念なことに、学校おはなし会のきっかけを作った石田博子さんは本書の発刊を見る前に逝去されました。本書を通じて、石田さんのほか学校おはなし会の立ち上げに関わった多くの人たちの思いが次世代に伝わることを祈ります。(店主)

「千葉県習志野市 学校おはなし会ものがたり」
編集・発行:習志野市学校おはなし会記録有志の会
頒価500円
2018年3月30日発行

2018年5月5日土曜日

【本の紹介】チョプラン漂流記 お船がかえる日




 この絵本のお話は実話に基づきます。江戸時代、蝦夷地の箱館(現在の北海道・函館)から一艘の帆船が江戸に向かいます。やがて海は大シケとなり、帆はちぎれ、方向を見失った船は漂流を続けます。たどり着いた陸地は日本から遠く離れた台湾の「チョプラン」と呼ばれる場所でした。
 絵本では一人の少年が登場します。少年の名前は市松。江戸に学問を学びに行くため船に乗りました。そのほか船には、船頭の文助と8人の水夫が乗っていました。市松たちを乗せてきた船は、チョプランに漂着した日の夕刻、荒れた海の大波にさらわれ、大破します。文助たちは覚悟を決めました。「ここで生きていくしかない」
 チョプランの生活はきびしいものでした。水夫たちは次々と病に倒れ、残ったのは市松と文助の二人だけでした。市松はチョプランの生活にすっかり馴染んでいましたが、文助はやはり日本に帰りたいと思っていました。5年の月日が流れ、二人が帰国できる可能性が高まります。でも、市松の心は複雑です。チョプランは、市松にとって故郷といってよい場所になっていたのです。
 江戸時代に文助という船頭が、この絵本に描かれたような漂流を体験し、その記録が残っているそうです。その時代、海の向こうで世界がつながっていることを体験した人は、現代の私たちに何を語ろうとしているのでしょう。同じ作者による「淀川ものがたり お船がきた日」「長崎ものがたり お船が出る日」に続く「海と船の三部作の完結作です。それぞれ迫力ある絵で世界の広がりをダイナミックに描いています。(店主)

チョプラン漂流記 お船がかえる日
小林豊 文・絵

岩波書店
本体1800円+税
2018年7月19日発行

2018年5月3日木曜日

【本の紹介】チェコの十二ヵ月-おとぎの国に暮らす-




 絵本作家の出久根育さんによるエッセイ集です。チェコの首都、プラハに暮らす出久根さんが、日々の生活の中で思ったこと、感じたことを瑞々しい感性で描きます。
 チェコは日本人にとって、あまり馴染みのある国ではないかもしれません。出久根さんもあとがきで、20年ほど前に初めて訪れたプラハでは、「重々しい空気をただよわせ」、新参者の観光客には「まるで愛想が無く」、「外国人には不親切で意地悪な国」という印象だったと書いています。
 でも出久根さんは、その数年後には「突然の決断」でプラハに移り住み、その街が自分の生活風景になったと書くまで溶け込むようになりました。このエッセイ集では、チェコの季節が移り変わるようすや季節ごとの行事、人々との交わり、食べ物などが愛情豊かな文章で綴られています。ところどころに挿入されている描き下ろしのイラストも素敵です。
 このエッセイ集は理論社のウェブサイトに「無理のないペース」で連載している「プラハお散歩便り」から生まれました。連載は2006年6月からスタートし、現在も続いています。(店主)

チェコの十二ヵ月-おとぎの国に暮らす-
出久根育

理論社
本体1500円+税
2017年12月発行

2018年5月2日水曜日

【本の紹介】いっしょにおいでよ




 絵本は女の子がテレビのニュースをみているところから始まります。ニュースは人々がにらみ合って怒っていると伝えています。世界のあちらこちらに、この国から出て行けと大声で怒鳴っている人がいるのです。
 今、世界は人々のいがみ合いが絶えません。それがテロやヘイトスピーチといった悲しい事態を引き起こしていることを、多くの人々が知っています。ニュースをみていた女の子はこわくなりました。
 でも、こわがっているだけではありません。女の子は「こんなのっていやだ」「こんなせかいはいやだ」と思い、世界に向けて小さな一歩を踏み出します。そんな女の子をやさしく見守るおとうさんとおあかさんにも心を打たれます。
 翻訳はとても美しく読みやすい文章になっています。柔らかなタッチの絵にも親しみを感じます。世界の人々がいがみ合わないようにするため、私たちは何をすればよいのでしょう。この絵本は「こころを ひらいて まわりの ひとや いきものたちにも しんせつに」することと教えてくれます。決してむずかしいことではなさそうです。最後のページで女の子は「いっしょに おいでよ」と呼びかけています。読み終えると、ジョン・レノンの「イマジン」のメロディが聞こえてきました。(店主)

いっしょにおいでよ
ホリー・M・マギー 文
パスカル・ルメートル 絵
なかがわちひろ 訳

廣済堂あきつき
本体1500円+税
2018年4月30日発行

【ご案内】子どもの本のろうどく会 vol.23

 くわのみ書房は「子どもの本のろうどく会 vol.23」を開催します。くわのみ書房のスタッフが子どもの本を朗読します。グリム童話のお話を読みます。子どもだけでなく、大人も楽しめます。お気軽にご参加ください。 ■日 時:2026年10月31日(土)午前11時~11時30分 ■会 場...