コンクリートについて学べる絵本です。子どもとおとうさんが車で出かけるところから始まります。おとうさんは大学でコンクリートを研究しています。
コンクリートは人工の石です。材料は主にセメントと水、そして骨材と呼ばれる大小さまざまな石の粒です。そのほか、特別な性質を持たせるための材料の粉や、化学薬品などが使われるそうです。
水はコンクリートを固めるため必要になるという解説を読んでびっくりしました。セメントは直径0.02ミリメートルくらいの小さい粒で、これが水に触れるとセメントの成分が溶け出し、化学反応で水和物という固い物質をつくります。水和物がつなぎ合って石の骨材を取り囲み、大きな固いコンクリートができるのです。
いたるところで見かけるコンクリートは私たちの生活を幅広く支えています。大事に使うことが安心・安全につながります。そのためにも、私たちがコンクリートの知識を深めることが大切だと思いました。(店主)
コンクリートってなに?(たくさんのふしぎ2022年1月号)
細田暁 文
小輪瀬護安 絵
福音館書店
2022年1月1日発行
定価770円(本体700円+税10%)
0 件のコメント:
コメントを投稿