空き地に子どもがいます。この子が、ごろうです。
この日、ごろうは小学校を辞めてしまいました。どうして辞めたのかは分かりません。友だちが学校に向かう中、ごろうは一人、逆の方向に進み、空き地に来たのです。
空き地でごろうはお店を開きます。でも、売るものを何も持っていません。そこで、ごろうは落書きで○を描きました。すると、何とそれが全部売れてしまいました。ごろうもびっくりしたみたい。空き地は子どもの心を自由にします。
ごろうが引き起こす不思議なお話に引き込まれます。絵がお話のイメージを広げ、この絵本の世界を形作っているように思います。(店主)
ごろうのおみせ
ごろう 作
死後くん 絵
岩崎書店
本体1600円+税
2018年12月31日発行
0 件のコメント:
コメントを投稿