ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2019年6月27日木曜日

【本の紹介】ごろうのおみせ




 空き地に子どもがいます。この子が、ごろうです。
 この日、ごろうは小学校を辞めてしまいました。どうして辞めたのかは分かりません。友だちが学校に向かう中、ごろうは一人、逆の方向に進み、空き地に来たのです。
 空き地でごろうはお店を開きます。でも、売るものを何も持っていません。そこで、ごろうは落書きで○を描きました。すると、何とそれが全部売れてしまいました。ごろうもびっくりしたみたい。空き地は子どもの心を自由にします。
 ごろうが引き起こす不思議なお話に引き込まれます。絵がお話のイメージを広げ、この絵本の世界を形作っているように思います。(店主)

ごろうのおみせ
ごろう 作
死後くん 絵

岩崎書店
本体1600円+税
2018年12月31日発行

0 件のコメント:

【本の紹介】さむーい さむい(こどものとも年少版2026年1月号)

 寒い寒いお話の絵本です。表紙のペンギンも震えています。  寒いはずです。大雪です。ペンギンの頭には雪が積もっています。  ペンギンが屋根になる雪のかたまりを見つけてホッとしたのも束の間。屋根だと思ったら、逆立ちしたまま凍っていたアザラシでした。次から次へと雪のかたまりから飛び出...