叔父さんとロバの暮らしを描いた絵本です。ロバは叔父さんに飼われているようですが、かなり自由気ままに暮らしています。
自由気ままといっても、どこかに行ってしまう訳ではありません。お家の中に入って、好きなように過ごしているのです。椅子に座って新聞を読んだり、テレビで映画を観たりします。自分のベッドも持っていて、そこでぐっすり眠ったりもします。
叔父さんは家の中にいるロバのことをほとんど気にかけていないようす。ロバは本当にいるのでしょうか。一緒にいるはずなのに、叔父さんにはロバのことが見えていないようです。
誰もが叔父さんのようにロバと暮らせたら幸せかもしれません。幸せをもたらしてくれた叔父さんのロバ。ひょっとして私たちの隣にも、ロバがいたりしませんか。きっといますよ。(店主)
わたしのおじさんのロバ
トビー・リドル
村上春樹 訳
あすなろ書房
本体1400円+税
2018年12月10日発行
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