一匹の子犬がおかあさんのおっぱいを探しています。おかあさんが待っていてくれました。子犬の兄弟たちも次々におかあさんのところにやってきます。
子犬は毎日、おっぱいを飲んだら眠って、起きたら遊んで、またおっぱいを飲んで、という過ごし方を繰り返します。そして、日に日に大きくなり、独り立ちできるようになります。
また目が開いていない生まれたばかり子犬でもおっぱいを探し当てます。その生命力の強さには感嘆するばかりです。そんな子犬たちの姿に感動したほりかわりまこさんが、この絵本を作りました。
子犬たちからはいろいろな音が聞こえてきます。おっぱいを飲むときは「みゅくみゅく」、飲んだら「きゅむきゅむ」、眠るときは「すーすーすー」「しゅぴーしゅぴーしゅぴー」。ほりかわさんが子犬たちに注ぐ愛情の大きさを感じます。この絵本を通じて、子どもたちも自分が愛されていることを実感できるのではないでしょうか。(店主)
おっぱい どーこ?(こどものとも0.1.2. 2019年7月号)
ほりかわりまこ さく
福音館書店
2019年7月1日発行
本体407円+税
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