福音館書店が発行する「かがくのとも」を通じて科学の面白さに目覚めた人は数多いと思います。同社発行の「母の友」2019年7月号は「かがくのとも」の創刊50周年を記念し、特集テーマに「子どもが科学にめざめるとき」を取り上げました。
スペースシャトル・エンデバーに科学者として乗り込み、宇宙で科学実験を行なった経験のある毛利衛さんのインタビュー記事が掲載されています。毛利さんが科学好きになったのは、毛利さんが感じた科学の面白さを一緒に感じ取ってくれた母親の影響もあったそうです。
毛利さんは、大前提として誰もが科学好きになる必要はないと指摘します。その上で、子どもを科学好きに育てるためには、子どもの好奇心を妨げないことが大切といっています。科学であれ音楽であれ、親自身が楽しめば、それが自然に子どもにも伝わり、興味を示すようになると語ります。
数学の絵本を作ったお二人の対談も掲載されています。お二人の年齢差は59歳! 「はじめてであうすうがくの絵本」など多数の絵本を作った安野光雅さんと、「アリなった数学者」の作者の森田真生さんのお話はとても興味深い内容です。どうぞお手に取ってご覧ください。(店主)
「母の友」2019年7月号
福音館書店
本体537円
2019年7月1日発行
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