バッタの種類もたくさんあると思いますが、代表的な存在といえば、やはりトノサマバッタでしょう。この絵本もトノサマバッタについて解説しています。
バッタの躍動的な姿にひきつけられます。迫力のある絵は細部まで丁寧に描かれ、リアルに生きている姿をそのまま伝えます。
おかしかったのは、実はトノサマバッタはジャンプした後の着地が下手だということ。転んだり、でんぐり返しをしたり、ちょっと情けない姿に笑ってしまいます。
この絵本の文章を書いた槐真史さんの「作者のことば」によると、バッタの観察はそっと後をつけていくことが効果的だそうです。30分も追いかけて見続ければ、いろいろな場面を見ることができるそうです。バッタは鳴くこともあるそうで、運がよければかすかな鳴き声も聞けるかもしれないとのこと。でも、バッタの後を30分も追いかけていくって、やっぱりすごいなと思います。(店主)
バッタ(かがくのとも2018年10月号)
槐真史 ぶん
廣野研一 え
福音館書店
2018年10月1日発行
本体389円+税
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