絵本作家の林明子さんの展覧会が「絵本のひきだし 林明子原画展」と題し、7月19日から29日まで東京・銀座の松屋銀座で開かれます。待望の首都圏での開催です。
開催に先立ち、18日付の朝日新聞夕刊に林さんのインタビュー記事が掲載されました。デビュー以降の200点を超える原画やスケッチが並ぶ展覧会について「改めて見て、ずいぶん一生懸命にやってきたんだ、がんばったねと思いました」と語っています。林さんの集大成といってもよさそうです。
独特の優しさと温かみが林さんの作品の大きな特長です。林さん自身はインタビューで「個性を出そうとしなかったのが、なんとなく個性になったのかもしれません」と話しています。その前提として下絵を「数えきれないほど描き直した」という努力があったことに、あらためて感銘を受けました。
名作の「はじめてのおつかい」や「こんとあき」、最新作の「ひよこさん」などの原画が多数見られる機会です。原画を通じて、作家の熱い想いをたっぷり感じてみたいと思います。(店主)
会期:2018年7月19日(木)~29日(日)(会期中は無休)
開場時間:午前10時~午後8時(22日は午後7時30分閉場、27日は午後8時30分閉場、最終日は午後5時閉場。入場は閉場の30分前まで)
入場料:一般1000円、高校生700円、中学生500円、小学生300円。未就学児は無料
公式ウェブサイド:https://www.asahi.com/event/hayashiakiko/
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