最初に緑のトラックが登場します。続いて白と青のトラックが登場しました。さらに、赤のトラックも走ってきました。「ゴトガタ ゴトガタ プップー」と、のどかに走ります。
慌ただしくなったのは次のページから。あっちからもこっちからも、トラックがいっぱい走ってきました。色違いのトラックが8台です。みんな、大きな荷物を乗せています。トンネルを通って目的地に着くと荷物を降ろします。いったい何が出来るのでしょうか。
作者の古賀充さんは造形作家です。この絵本のトラックは、古賀さんが一つひとつ丁寧に木で作りました。道は、コンクリートの地面に砂を敷いて描いたそうです。道を徐々に細くして遠近感を出し、トラックが進むようすを表現しています。
細やかに作り込まれた画面が、緊張感と深みのある世界を創出しました。シンプルに見えても、子どもたちの想像力を大いに刺激しそうです。(店主)
ゴトガタ トラック(こどものとも年少版2018年8月号)
古賀充 作
福音館書店
2018年8月1日発行
本体389円+税
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