手がどんどんつながっていきます。最初に「ぼく」が「かあさん」と手をつなぎます。かあさんは「いもうと」と手をつなぎ、いもうとは「とうさん」とつながります。
とうさんは誰と手をつないでいるのでしょう。ページをめくってみると「おばあちゃん」でした。おばあちゃんと手をつなぐ「おじいちゃん」は「しんぶんやさん」と、しんぶんやさんは「おまわりさん」と手をつなぎます。おや、次はオレンジ色の手袋をしています。いったい誰でしょう。またページをめくって見てみましょう。
人はいろいろな人とつながって生きています。日本の中だけでつながっているのではありません。外国の人ともつながっています。数え切れないほどの人と人が描かれたページに目を見張ります。
人間だけではありません。動物たちともつながっていることを忘れてはいけません。みんな、それぞれ形が違う。でも、地球の上に生きているのは一緒です。この絵本は、そう高らかにうたいます。(店主)
てをつなぐ
鈴木まもる
金の星社
本体1300円+税
2017年8月発行
2017年8月発行
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