詩と絵で構成された絵本です。詩の言葉がストレートに、読む人の心に刺さります。絵は色彩を抑えてた描かれていますが、あたたかみが伝わってきます。
詩は「だれかいるかー」という問いかけから始まります。一人ぼっちだった「地球」は、寂しくて仲間が欲しくなり、たくさんの仲間を生み出し賑やかになったといいます。「ぼく」も地球の真似をして仲間を見つけに行くのです。
詩は、「いる」じゃん、で終わります。仲間はいっぱい、いるのです。この絵本は生を肯定し、今日も元気に生きていけるようにエールを送っていると思います。
詩人・童話作家のくどうなおこが詩を書き、漫画家の松本大洋が絵を描きました。お二人は母子であり、親子による共作です。2017年11月3日から26日まで、松本大洋『「いる」じゃん』原画展が東京港区の Rainy Day Bookstore & Cafe で開催されています(http://www.switch-store.net/hpgen/HPB/entries/290.html を参照)。(店主)
「いる」じゃん
くどうなおこ 作
松本大洋 絵
スイッチ・パブリッシング
本体1600円+税
2017年7月7日発行
2017年7月7日発行
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