色も形も違うもの同士が、ピタリと合って一つになります。一つになったら「なかよし なかよし」。なかよしになるって、素敵ですね。
作者のことばによると、一つの形からもう一つの形を切り出して型紙をつくっていったそうです。型紙の形に名前を付けると、それはもうただの形ではなく、それぞれ一つのキャクターとなり、自分で自分自身がどうなりたいのか考えて教えてくれるそうです。その声に耳をすませて、いろいろな種類の紙の中から素材を選びます。色も形も違う紙で貼り絵を作り、この絵本が出来上がりました。
どこかでみたような形に名前が付いていることが不思議です。一つひとつの形が生命を持ち、生き生きと動き出すことにも驚きます。
作者にとって楽しい絵本づくりだったことが伝わってきます。絵本を通じて、その楽しさが子どもたちにも広がっていくでしょう。
なかよし なかよし(こどものとも0.1.2. 2017年9月号)
のむらさやか さく
福音館書店
2017年9月1日発行
本体389円+税
本体389円+税
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