思いやりの気持ちが広がる絵本です。困っている人を助けてあげて、みんなで優しい気持ちになる。それって本当に素敵なことです。
主人公はもぐらのもぐたさん。お散歩の途中でしたが、雨が降ってきそうになったので、急いでお家に帰ります。
ドアを開けて、階段をいくつも降りて、廊下をいくつも曲がって、ようやくお部屋に到着。でも、落ち着く間も無くベルが鳴りました。入り口に戻ってドアを開けると、そこにいたのはびしょぬれのすずめ。やっぱり、雨になったようです。
優しいもぐたさんは「そんなに ぬれちゃ かぜ ひくよ」といってお家に入れてあげますが、雨宿りのお客が次から次へと現れてお家はあっという間にいっぱい。でも、大丈夫。もぐたさんは自慢のスコップを持ち出して、新しいお部屋づくりを始めます。「スコップ ちっちゃか ほほいの ほい」と歌い出すと、みんなも次々と手伝ってくれました。(店主)
もぐたさんの あたらしいおへや(こどものとも年中向き2024年6月号)
小野寺悦子 文
伊藤夏紀 絵
福音館書店
2024年6月1日発行
定価460円(本体418円+税)
0 件のコメント:
コメントを投稿