干潟のカニを紹介する科学絵本です。種類によって独特な動きがあり、その様はまるでダンスをしているようにみえます。
舞台は川と海が出会うところ。海の水が引くと砂や泥の地面が現れ、干潟になります。カニが地面の下から出てきて、さあダンスが始まります。
カニの姿を柔らかいタッチで丁寧に描きます。リアルな描写で、本当に動いているように見えてきます。それぞれのカニは何ともユーモラス。誰もがカニのダンスに魅了されてしまうでしょう。
突然、カニたちがさっといなくなりました。鳥の影がよぎって、カニたちはさっと穴に逃げ込んだのです。生き生きとした自然を、この絵本から感じることができます。(店主)
カニのダンス(ちいさなかがくのとも2024年6月号)
越智典子 ぶん
伊藤知沙 え
福音館書店
2024年6月1日発行
定価460円(本体418円+税)
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