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2023年7月14日金曜日

【本の紹介】ちょうが ちょん!(ちいさなかがくのとも2023年8がつごう)




 生物のようすを見事に生き生きと描いた絵。これが切り絵で制作されていることに驚かされます。

 ちょうの産卵を描きました。ちょうの幼虫は、その種類によって食べ物が決まっていることが多いそうです。そのため、ちょうのメスは幼虫が食べる植物を見つけて卵を産みつけます。幼虫は孵化したら、すぐそばにある葉っぱを食べればよいという訳です。

 キャベツの周りをひらひら飛んでいるのは白いちょう。カタバミの周りには小さなちょう、ミカンの木には大きなちょうがやって来ました。それぞれのちょうはおなかを丸めて、葉っぱにおしりを「ちょん!」。そこには卵がありました。やがて卵から、ちょうの赤ちゃんの幼虫が生まれます。

 ちょっと舌がくすぐったくなるような文章も楽しい。地球の生命を身近に感じる絵本です。(店主)


ちょうが ちょん!(ちいさなかがくのとも2023年8月号)

みやまつともみ さく


福音館書店

2023年8月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

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