くわのみ書房は「村上春樹の絵本を読む会 vol.5」を12月14日(土)に開催しました。今回のご参加はお二人でした。
クリスマスが近いので、今回選んだ絵本は「急行「北極号」」(絵と文 C・V・オールズバーグ、訳 村上春樹、あすなろ書房)です。クリスマス・イブの夜中、サンタの存在を信じる子どもの前に汽車が現れます。その名は急行「北極号」。子どもはパジャマの上にはおったローブのまま、北極点を目指すという汽車に乗り込みます。
北極点ではサンタが待っていました。子どもは望み通り、サンタのそりについた銀の鈴をプレゼントにもらい、ローブのポケットに入れます。でも、北極号に戻るとプレゼントが消えています。ローブのポケットに穴が開いていたのです。
安心してください。最後に鈴は子どもの手元に踊ります。鈴の音は大人には聞こえないようです。その子どもには大人になっても鈴の音が届きました。「心から信じていれば、その音はちゃんと聞こえるんだよ」。あなたにも聞こえますか? (店主)
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