くだものをとてもおいしそうに描いた絵本です。細密画のようですが、絵はすべて木版画。温かみのある柔らかな表現で、くだものの魅力を見事に描き切りました。
各ページの中に、本物のくだものがあるように見えてきます。おもわず手を伸ばしてしまいそうな存在感です。
りんごはそのままがぶっとかじります。この展開が面白い。子どもはどんな反応を見せてくれるでしょう。いちごはサンドイッチになりました。初めてフルーツサンドを食べたときの衝撃がよみがえります。
この絵本のシリーズはこれで5冊目。これまでのラインナップにはパン、ケーキ、コロッケ、スープが並びます。どの絵本も、シンプルな構成が絵のよさを引き立てます。(店主)
くだもの ぱくっ
彦坂有紀・もりといずみ
講談社
本体1200円+税
2018年9月11日発行
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