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2015年9月9日水曜日

【本の紹介】こんとあき

こんとあき
福音館書店

林明子 さく

 こんは、きつねのぬいぐるみです。おしゃべりもできるし、自分で歩くこともできます。あきがあかちゃんの頃からの友達です。こんはあきと遊ぶことが大好きでした。
 あきが大きくなると、こんもだんだん古くなってしまいました。でも、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」。こんを作ったおばあちゃんに直してもらえるからです。おばあちゃんは「さきゅうまち」に住んでいます。こんとあきは特急電車に乗り、おばあちゃんの家を目指します。
 こんは、お弁当を買いに行ってしっぽをドアにはさまれたり、砂丘で犬にさらわれて砂に埋められたり、散々な目に会います。元気が無くなったこんをおぶっておばあちゃんの家に連れて行ったのはあきでした。こんは、おばあちゃんの家ですっかり元気になりました。そしてお風呂にも入って、できたてのような綺麗なきつねになって帰りました。
 こんとあきの二人だけの旅に胸がどきどきしてしまいます。あきもいろいろなことを経験できた旅でした。


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