日の光の温もりを感じる絵本です。柔らかいタッチの絵の中は、心地よい風が流れているようです。
公園から続く道の脇に赤い屋根の小さな家が建っています。いつも窓が閉まり、庭は荒れ放題で、いつしか幽霊屋敷といわれるようになっていました。
そこには一人のおじいさんが暮らしていました。ある日、子どもの飼い猫が家の中に入り込んでしまい、その後を追った子どもがおじいさんと知り合います。それをきっかけに、おじいさんは庭に出て、日の光が気持ちよいことに再び気づくのです。
作者はイタリア在住の日本人画家です。描かれた風景は、どこか日本と異なる雰囲気を感じさせます。(店主)
こうえん通りのへんな家
はせがわまき
工学図書(山烋のえほん)
2024年11月29日発行
定価(本体1,800円+税)
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